旅の宿代も食費も無料になっちゃう素敵なサービス「workaway」の4つのメリット・デメリットまとめ
各国の面白い出来事や、旅する為の情報を日々書いています。なんやかんやで英語指導暦15年以上。
カナダ留学→英会話講師→世界一周→ロシア→オーストラリアでワーホリ→ロシアの大学で講師業→スペイン→日本 (コロナ)→フランス。
どうも、Tatです!
突然ですが皆さん海外旅行はお好きですか?
自由気ままに海外を旅するのも良し、色んな観光地を回るのも良し。
”旅”って本当に良い物なんですが、いかんせんお金が掛かりますよね( ̄Д ̄;;
特に航空券と現地での宿泊費・食費が結構大きな額になってしまいます。。。
今回ご紹介したいのは、そんな大きな費用の掛かる宿泊費・食費を無料に出来てしまう便利なサービス
「workaway(ワークアウェイ)」です!
Hahaha, 無料で寝泊り出来る訳が、、、何ぃ?!!
James
workawayは日本での認知度は少しずつ上がって来ているものの、カウチサーフィンやWOOFFに比べるとまだまだ知られていません。
WOOFF: 農場での仕事を手伝う事で無料で寝泊り出来る場所を見つけられるサービス
いやー、本当に凄いんですぜこのサービス!
以前、世界中を放浪していた時に僕もworkawayをよく使っていたんですが、例えばフランスに一ヶ月以上滞在してトータルの出費が3万円程度だったりモロッコの観光地に3日間滞在してトータルの出費がバス代だけだったりと、実際に旅の費用を抑えられるのでオススメです。
ではでは、基本的な知識から実際に使ってみた上での感想をお伝えしたいと思います。
目次
そもそも「workaway(ワークアウェイ)」って何だ?
workawayは、「宿を無料で提供する代わりに働いて欲しいな!」という人と「働く代わりにタダで泊まらせて欲しいな!」という人を繋ぐweb上のサービスの事です。
宿を提供する側=host(ホスト)
働く代わりに宿を提供してもらう側=workawayer(ワークアウェアー)
と言い、世界各国にホストが居ます。
場所によって異なりますが、多くのホストがご飯も提供してくれます。
ぬはぁ、、、猫の手も借りたいぐらい忙しい、、、
寝泊り出来る個室と1日3食、おやつも付けるから誰か手伝ってくれんかのぅ、、、
ホスト
近藤さん
仕方がねぇ、吾輩が手を貸してやろう
その代わり毎食ペディ○リーチャムな!
workawayer
猫の手
と、まぁこんな感じですね。
あ、因みに「働く」と聞くと何だか抵抗があるかもしれませんが、
・ハワイやプーケットの様な南国の島のビーチの目の前のゲストハウスでお手伝い
・フランスやイタリア等のヨーロッパ圏でぶどう農場でのお手伝い
・滞在中だけその家の子供と遊んだり世話をするだけ
などなど、基本的に「お手伝い」レベルのものだけです。
しかも基本的には一日数時間だけ。
そんなに大変そうじゃないでしょう?
では次にworkawayを使うメリットとデメリットを紹介!
workawayを使う4つのメリット
メリット①普段得られない経験が出来る
「海外で働く」ってだけでも結構レアな経験ですが、それを自分が行ってみたい場所や国で出来るんですよ!たまりませんな!!
どんな所で働いてみたいですか?ヨーロッパ?南国?変わった仕事??
じゃあ、今現在(2016年7月)だとどんな所で働けるのか色々見てみましょうか!
ドイツでゲストハウスの手伝い
ヨーロッパ圏で検索してみたら、こんなお城みたいな宿を見つけました!
お手伝いをするとは言えこんなメルヘンな場所に無料で滞在出来るのは良いですな!!
「建築スキルがある人来てください」と書いていますが、詳細を見てみると↓
ガーデニングやら宿に泊まりに来たお客さんのおもてなしなんかもあるようなので特別なスキルは必要ないみたいです。
朝食・昼食付きと書いてあるので夕食は外に食べに行くか、他のworkawayerと一緒に食材を買って皆で作って食べるパターンですね。
メリット②外国人と一瞬で友達になれる
workawayでボランティアが出来る場所は世界中どこでもあります。
つまり世界中の人がworkawayに参加しているということです!
一度でも参加してみると分かるんですが、どこのworkawayに参加しても色んな国の人達と会えます。
これがまた面白い!
旅の醍醐味は普段の生活で会う機会が無い人達と会える事なのですよ、お兄さん!
例えば僕がモロッコでworkawayに参加した時のお話。
”ザゴラ砂漠”という砂漠の近くにあるザゴラという町のゲストハウスでボランティアをしたのですが、そこには色んな国籍の人が働いていました。
パンクロッカーなドイツ人カップル
ワインとウイスキーのソムリエなアメリカ人カップル
英語講師のスペイン人
学生ながら世界一周しているフィリピン人
ロシア人の女の子とイタリア人のおばあさん
こんな、モロッコでも結構僻地な場所に、なんて多種多様な人達!!
この人達とゲストハウスでの仕事を手伝う代わりに宿代をタダにしてもらう予定だったのですが、ザゴラに来る途中の道が土砂崩れで塞がってしまい全くお客さんが来ない状況でした。
なので部屋の模様替えや舗装工事の軽くお手伝いをしていたのですが、まぁほとんど働いていないようなものでした。
一人一部屋(カップルで一部屋)を使わせて貰い、テラスを始め水道や電気ももちろんちゃんとありました。
ありがたいですなぁ、、、!
しかし、流石にほとんど仕事もないのにご飯を出してもらうのも良くないという事で、ご飯は毎食みんなで作っていました。
毎回誰がご飯の買い出し、調理をするのかを決めてローテンションをしていましたがここにも結構国民性が出てて面白かったですよ笑
鶏肉やら野菜をぶった切って色んなスパイスで煮込んだ料理。
スペイン人、流石です!
みんなでご飯。
世界最小のパスタ、”クスクス”を3キロ一気に作った事もありました。豪快です。
モロッコの伝統的(?)な衣装を着て満足気。
そんなこんなでザゴラでの生活を楽しんでいたのですが、滞在中、道路復興の目途は立たず、、、
しかも宿である以上人を泊めた人数分だけ税金を払わなければならないのに、ホストが今まで泊めたworkawayerから税金分のお金も徴収せず本当にタダで泊まらせていてその分の税金と土地代を今月中に払わなければいけない事態が発覚!
それを払えないと宿を潰さなくてはいけない!なんて修羅場に滞在二日目にして巻き込まれました。
何とか皆で知恵を絞りあい、ネット上で今までここに泊まらせて貰った事のあるworkawayer達に金銭面での協力を仰げるようにしました。
飛行機の時間もあったので最後まで結果を見届ける事は出来なかったのですが、workawayで今もそこの募集があるのを見ると何とか乗り切れたんでしょうね。
出会ってすぐの外国人達と協力して生活したり問題解決に力を注いだのはとても楽しい経験でした。
と、まぁ実際このような感じです。(こんなの稀?いえいえ、あなたが得うる全ての経験が良い意味でレアケースになると思いますよ!)
ちなみに滞在期間はホストと話し合って決める事が出来ます。2~3日だけのお手伝いも可能ですし、数ヶ月単位の滞在も勿論可能です!
今回知り合ったアメリカ人とドイツ人のカップルは一箇所に2~3ヶ月滞在しつつ、次のworkawayでの滞在地をあらかじめ予約しながら世界中を旅をしていた強者達でした。
メリット③海外に「帰る家」が出来る
workawayのホストはほとんどの方がとてもフレンドリーです。
例えば、「冷蔵庫の中身は勝手に飲み食いして良いよ」「好きにくつろいでね」等々、家族同然のように接してくれます。
そんなフレンドリーなホスト達が言ってくれる言葉の中で何度聞いても嬉しい言葉があります。
workawayが終わって僕が他の場所に行く際の言葉。
「Tat、僕たちは家族だしここはキミの家だ。いつでも帰っておいで、歓迎するよ」
もちろんお世辞かもしれません。
もちろん僕の家じゃないことも分かっています。
それでも日本と違い、内と外を区別せずに暖かく受け入れてくれる場所が海外には多くあるんです。
これが僕が海外がより好きな理由の一つなんですけどね。
なので、是非自分の居場所を作るためにもお時間があればworkawayに参加されるのをおすすめします!
日本が好きでずっと日本に居るのももちろん素晴らしい事です。自分の故郷ですしね。
ただ、「日本に住む」というのがあくまで選択肢の一つなだけだと考えられるようになると、文字通り世界が広がりますし生きやすくなります。
自分が”心地いいな”と思える場所で生活出来ると最高ですもんね!
メリット④有名観光地や物価が高い国にも無料で宿泊出来る
なんと言っても最大のメリットはコレ!「無料で宿泊出来る」!
例えばイタリアを旅しようと思えば、よく探しても1泊3~4000円ぐらい掛かります。しかもゲストハウスのドミトリーで。
普通のホテルで考えると安くても6~8000円程度しますよね?
一泊だけというなら別ですが、例えば1週間滞在するとしたら単純計算で4万~6万円程度掛かります。
2週間なら10万を超えてしまう事もありますよね。宿代だけで、ですよ!
もちろん、友達や家族、恋人とのんびり観光名所を回る旅行でしたらちゃんとしたホテルで個室を取る方が良いでしょう。
でも、もし貴方が
・行き当たりばったりで旅をしたい
・あまりお金を掛けたくない、でも海外に行きたい
・費用を安く抑えて長期間色々な所に行きたい
と思っているならworkawayを使うのをオススメします。
丸々浮かせた宿泊費を他の楽しい事に使いましょう!ヽ(=´▽`=)ノ
さて、物事には良い面もあれば悪い面もあります。
ということで次にデメリットを4つご紹介!
workawayを使う時の4つのデメリット、注意点
①どうしても最低限の英語力は必要
世界各国にworkawayがある以上、コミュニケーションは英語でしなければなりません。
英語圏じゃない国のホストも多数居るので必ずしもネイティブスピーカー並みに話せるレベルである必要はありませんが、最低限の英語力は必要になります。
workawayでいい場所を見つけてホストに「ボランティアさせて下さい!」って送るメールも英語ですしね。
そうですね、中学英語が一通り分かる、何とか話せる程度の英語力があれば何とかなると思います。
実際に会ってみてからはボディランゲージをフル活用すれば全然大丈夫なので、ボランティアに申し込む際に自分が言いたい事を伝えられればokです。
②workawayに登録するのに登録費が必要
一旦登録してしまえば後はどれだけ参加しても費用は掛からないんですが、一番最初のみ登録費用が掛かります。
workaway公式ページ右上にある「RESISTER (登録)」という項目の「Sign up workawayers (ワークアウェアーとして登録する)」という所
押すと↓の画面が出てきます。
画面左の赤い枠が「1人用アカウントで登録」です。
1年間で💲29(約2950円、7/28現在)です。
画面右の青い枠が「カップル、パートナーとの2人用アカウントで登録」です。
これは誰か他の人(恋人、夫婦、家族、友達など)と一緒にworkawayに参加するとき用のアカウントです。
1年間で💲38(約3866円)です。
※青い方は毎回同じパートナーとボランティアをする用のアカウントです。
もしそれぞれが旅をしていて「今回は一緒に働きたいけど次回は別々の場所」といったように毎回一緒に居ない場合は
・各々が一人用のアカウントを取って同じタイミングで申し込む
・各々が一人用のアカウントを取って、それぞれのアカウントをパートナー連携(自分のアカウントページで出来ます)して、片方が二人分を申し込む
のどちらかで申し込んで下さい。
僕がパートナーと旅をしていて僕のアカウントしかない状態で「僕と僕のパートナーの2人で働きたいんですが、、、」とホストにメールを送った所、workawayから「一人用アカウントで複数人申し込んじゃダメでしょうが!めっ!ちゃんと2人用アカウントを取るかパートナー連携しなさい!」という旨のメールが来て少しの間メールが送れなくなりました。
ホストにメールを送るのはworkaway状の自分のページからしか送れないのでメールの内容をチェックされてるんでしょうね。。。
ご注意を!
③良くないホスト、他のworkawayerがいる可能性も、、、
あくまでも可能性の話ですし、今のところ僕は良くないホストや良くないworkawayerと出会ったことはありませんが注意するに越した事はありません。
特に女性の一人旅の場合は気を付けた方が良いでしょう。
ホストを選ぶ際の注意点としては、
①ホストが夫婦?
②子供が居る?
③他に複数のworkawayer達が居る?
④設備が整っている?(wi-fiの有無、泊まる部屋が個室かどうか等々、workawayのページで確認出来ます)
⑤掲載されてる写真が複数ある?(一枚だけしか載せていない、ホストの顔写真を載せていない、書いてある情報が少ない等の場合は避けた方が良いでしょう)
⑥他のworkawayerからポジティブな評価を得ている?(新しいホストなら評価が無くて当たり前ですが、良くない評価が多い所は避けましょう)
要は他の人が居るか、情報をオープンにしているかが重要です。
あまり過敏になる必要はありませんが、一応念には念を。
④上手く働くタイミングが合わない事もある
ボランティアの募集の掲載があり、場所もリゾート地、ホストの雰囲気もめちゃくちゃ良さそう!働きたい!!
、、、と思って応募すると、先に他の人がそこに居て「ごめんね、もう既に人が足りてるの」「ごめんね、もう空き部屋が無いんだ」なんて事も多々あります。
行きたい国も決まってるし期間も決まってる!!
なのに滞在できるworkawayの場所が決まらない!!
なんて事になるととっても面倒ですよね。(沢山経験しましたとも、、ええ、、、)
なのでworkawayをしたい国・場所・期間が決まったら、良さそうな所を複数ピックアップして全ての場所に「働きたいんですけどまだ募集してますか?!」という旨のメールを送ってしまいましょう。
どこで働くかはどこから返事が来たかで考えれば良いのです。
縁がある所に縁があるでしょう。
なので取り敢えずメールを送ってしまう!これが大事です。
以上がworkawayを使う際のメリット、デメリット・注意点でした。
どうしても”海外は危険だ”なんて思ってしまいますが、一旦行ってみると大したことないんです。
行先にはモンスターではなく同じ人間が生活しているんですからね。
是非一度、旅に出たくなってみたらworkawayを使ってみて下さい。
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Comment
はじめまして、突然メールしてすみません。わたしは、workawayに興味があります。皆さん、何ヵ国もの滞在を経験されているようですが、workawayしている人達はどういったビザで渡航されているのでしょうか?観光ビザですか?わたしは、フランスのworkawayに興味があるのですが、何のビザを取得すればよいでしょうか?よろしくお願いいたします。
曽山貴子さん、コメントありがとうございます。
フランスは何かしらビザを取得しなくても観光ビザで3ヶ月滞在出来きますし、workawayはお給料が出たりはしない(⇒ビジネスビザを取る必要はない)ので、特別何かビザを取る必要はないと思います。
3ヶ月以上滞在したいならワーホリビザが一番現実的ではないかと。
僕もフランスのシュノンソーという町で1ヶ月ちょっと馬の世話や家を建てる手伝いをする代わりにタダで泊めてもらったり食事を貰ったりしていましたが、特にビザは取得せず行きました。
Tatさん、返事が遅れて申し訳ありません。教えていただいてどうもありがとうございました。フランスでworkawayできるかどうか悩んでいました。でも、今回、Tatさんに相談することで解決できてよかったです。改めてどうもありがとうございました。
お役に立てたなら幸いです(* ̄▽ ̄)
僕も今年またフランスの田舎に行こうと思っているので、ご縁があってお会いする事があったら面白いですね^^
日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。