どうも、Tatです!
昨日授業を受け持っている日本語クラスの子達の最後の授業が終わりました。
せっかくなので、ロシアで日本語を教えるのってどんな風にしているかの紹介がてらウチの賢い子達の自慢をしたいと思います。
講師ってのは生徒が思ってる以上に生徒の事を考えてるんですよ

僕が今受け持っている日本語クラスは2つあり、
・ひらがなの「あ」から始める全くの初心者の子達
・前回のロシア滞在時に3ヶ月日本語を教えていた子達
の2クラス。
当然後者の方がよく出来るんですが、まぁこの子達賢い(親バカ)!
現状、ひらがな・カタカナの読み書きはほぼ出来るようになりましたし、自己紹介やら簡単な会話は出来るようになってきました。
前回のロシア滞在から引き続いて授業を取ってくれている子達↓

イケメン・美女揃いざんしょ?
年齢はバラバラで14~20歳ぐらいの子達です。

授業中の風景。
基本的にみんな日本語に興味がある子達ばかりなので質問も沢山してくれますし、可能な限り日本語を話そうとしてくれます。
因みに会話の95%は英語です。
このクラスで日本語の文法や表現を教える時ももちろん英語、なのでみんな英語はある程度喋る事が出来ます。
賢い子達じゃなー!(親バk(略)
英語で”日本語の文法”を教えるとこんな感じ

せっかくなので、日本語クラス最終日にした授業の内容をちょっとだけご紹介。
今日は
“過去形”、”~した事がある”、
“動詞の接続(~て)”、”~て下さい”、
と4つの文法を勉強しました。

文法説明→問題演習っていうのはつまらないのでゲームも沢山交えます。
今回は生徒に一つずつ動詞を言わせて行き、”~て”を使って文章を長くしていくゲーム。
最初の生徒は「私は食べる」
次の生徒は「私は食べて、飲む」
という風に「食べる」を次の言葉に接続させるために「食べて」という形に変えます。
そのまた次は「私は食べて、飲んで、勉強する」
という形で動詞を繋げて行き、最終的には
「私は食べて、飲んで、勉強して、ギターを弾いて、歌って、料理を作って、寝て、起きて、絵を描いて、漫画を読んで、歯を磨いて、喋って、テレビを見て、母さんを手伝う!」
となりました。
日本人の僕達なら自然と言えますが、「飲む」が「飲みて」になったり「寝る」が「寝りて」になったりとわちゃわちゃしながら楽しく練習出来ましたよ。
めっちゃ言わせるスピードを上げたり突然順番通りじゃない単語を指差したりしました笑
生徒達が上手く言えずパニックで爆笑するさまをお見せ出来ないのが本当に残念!笑
日本人から外国人に送るプレゼントと言えばやはり!
最後の授業は楽しく行いましたが、やはり親心(?)というか愛着が湧いた子達に最後に何かプレゼントしたい。
出来ればもっと日本語を好きになって貰えるような物を。
という事でサプライズプレゼントを計画したのです。
「何をプレゼントしてやろうか、、、ひっひっひ、、、」
ってなもんでアレコレ考えて辿りついたのがこちら。

この子達の名前を漢字で表現する、というプレゼント!
因みに前回のロシア滞在中に授業を担当した子達にも同じよう物をプレゼント済みなので、まだあげた事がない子達だけですがね。
もちろん漢字を適当に当て字にするだけじゃなく、意味も考慮したのでまーーーーー時間が掛かった!

因みに↑このプレゼントは長身イケメンくん、名前はドミトリー(Dmitry)用。
扉未塔理行 で ドミトリー
⇒キミは世の中の理や知識を司る塔の、未だ誰も到達した事が無い扉に到達する(行く)
って漢字にしてみました。
ええ、そうですね。キラキラネーム&厨二的な意味合いになっちゃってますね。
良いのです。まず「ドミトリー」って名前ありきで何とか賢いこの子のイメージにあう名前を付けてあげたかったのです。
本人が大層気に入っていたからコレで良いのです!

前回配ったときの写真。
この時は13歳から60歳ぐらいまでの人達が日本語の勉強に来てくれていました。
そしてそして。
前回のロシア滞在時に同じプレゼントをあげているので、この習字を既にあげた事がある子達にはこちら。

中にはたっぷりのチョコレートと手紙

ちょっとオシャレな、変わった折り方で手紙を入れておきました。
この手紙の折り方にびっくりしてましたよ。
「日本人すげぇな!!!」って。笑
因みになんですけど、当然これらのプレゼントはサプライズで渡したいのです。
授業が始まってから、最後の最後まで隠しておきたいのです。
という訳で、プレゼントを隠すために適当な箱に入れておいて教室においておいたのですが、全てのプレゼントがぴっっっっったりハマったのが個人的にめちゃくちゃ嬉しかったのです!
多分、今年下半期で一番嬉しかった、、、、!!!

ぴっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっったり!

最後は笑顔で
と、最後の授業が終わり、プレゼントも無事に渡すことが出来、怒涛の1日が終わりました。
終わってみると、やっぱり寂しいものですね。
もっと日本語教えたいなーと思います。
ロシア人の子達は素直で良い子ばかりですよ。
日本人が抱いてるような恐い感じは全くありません。もちろんロシア人の大人達もね。
またいつかロシアに帰ってきて日本語を教えたいと思います。
いつになるかはお楽しみという事で。
最後に。
また会える日まで。「じゃあね!」

ー2015年11月15日の記事ー