授業費が超安い!ロシアの大学に入学してロシア語の勉強を始めたがビックリする事だらけだった
各国の面白い出来事や、旅する為の情報を日々書いています。なんやかんやで英語指導暦15年以上。
カナダ留学→英会話講師→世界一周→ロシア→オーストラリアでワーホリ→ロシアの大学で講師業→スペイン→日本 (コロナ)→フランス。
どうも、言語教育屋のTatです!
さて、今年2017年の9月からわたくしモスクワから寝台列車で22時間(飛行機で2時間)北上した所にあるアルハンゲリスクという街に居ます!
そしてアルハンゲリスクにある大学に入学し、ロシア語を勉強したり日本語講師として働いたりしておるのですよ。
因み今居る大学はNArFU (Northern Arctic Federal University)という大学なのですが、そこは医療系が結構有名で、日本でいう所の近畿地方とか中国地方ぐらいのエリアで一番有名な大学です。
自分で言うのもアレですが、あんまりロシアの大学に行ってる人って周りにいませんよね?
特に大きな目的が無ければロシアにすら行きませんしね、ビザ取得が面倒臭いですし。
なのでせっかくそんな変わった状況に居るので、今回は大学の費用はもちろん、こっちがどんな様子なのか等を色々具体的にお伝えしたいと思います。
1年間の学費やのにたったこれだけ?超激安なロシアの大学費用
さて、海外の大学となると気になるのはやはり学費!
この記事のタイトルからずっと
え”ー!安いよーー!!超安いよーーーー!!!!(野太い声)
ロシア人の坊や
って連呼してるんでそりゃ気になる所なんですが、ちょっとだけ待って下さいね。
まず大前提としてロシアの物価は日本より安いんですが、モスクワとサンクトペテルブルグは例外だということを知っておいて欲しいのです。
こっちのロシア人が
あそこの2都市はもはや別の国よ、、、
ロシア人
というぐらい、物価の差があります。
例えば、今僕が居るロシアの北の街アルハンゲリスクでは政府お抱えの部署で働く弁護士でも1ヶ月のお給料が3万ルーブル程度(約6万円)ぐらい。
それに対してモスクワならその辺のカフェでも一月の給料が5万ルーブル程度(約10万円)。
ね?倍ぐらい違うでしょ?
その分、アルハンゲリスクは物価も低いんですけどね。
例えばアルハンゲリスクで家を借りようと思ったら、キッチン・トイレ・お風呂がちゃんとあるそこそこの広さの2DKの家を借りても1ヶ月で1万6000ルーブル前後(約3万2000円)。
超安い!
大学の寮なんかに入ると2人部屋で月2000ルーブル(約4000円)ですよ。
一人部屋にしても月4000ルーブル(約8000円)。
バスなんかはどんだけ距離乗っても一律21ルーブル(約42円)ですし、水も5リットル29ルーブル(約58円)で買えちゃいます。
ロシアの水道の水は飲めないのでよく水を買っていました↓
っと、まぁ要は今僕が居る街アルハンゲリスクの物価は主要2都市よりは低いよって話です。
というかモスクワ・サンクトペテルブルグの2都市がズバ抜けて物価が高いだけで、ロシア国内の他の街は大体こんな感じの物価の安さみたいですけどね。
んで、結局大学の費用はいくらなの?
さて、ようやく本題。
ロシアの物価は低いっていうのを加味した上でも超お安い大学の年間の費用は!
だらだらだらだら、、、、、、(ドラムロール)
だらだらだらだらだらだら、、、、、(ドラムロールですよ)
だらだらだだらだららだらだらだら、、、、、(ドラムロールですってば)
だんっ! 8万4900ルーブル~(だみ声) (=約17万円)
大学の費用がテキスト等含めて年間で約17万円、、、!
入学金もなく、約17万円のみで1年間勉強出来ます。
日本じゃ考えられない金額ですよね。
因みにこちらでは9月から学校が始まるのですが
・9月~1月がロシア語のみの準備クラス
・2月~7月までが大学内で専攻を選んで講義を受けて行く(全てロシア語)
というような感じです。
授業料の支払いは一括でも払えますが、最初に半額だけ支払って1月に後期分を支払う事も出来ます。
なので取りあえずロシア語のみを勉強したい場合は半額だけ払って前期だけ勉強してみるのもアリですよ
取りあえず僕は様子見で半額だけ支払っておきました。
↑半額の4万2450ルーブル(約8万5000円)だけ支払った時の領収書
支払いに関しては実際にロシアに着いて、大学に直接行って手続きを済ませて授業が始まった後に直接大学内で支払うので事前に焦らなくても大丈夫ですぜ!
寮に入れば1ヶ月4000円で暮らせるので、実質11万円ちょっと+食費etc があれば約5ヶ月程大学に通いながらロシアで暮らせてしまうというこの事実、、、!
恐ロシ(略
もしロシアの大学に興味があるなら、入学手続きに関する記事も書いてますのでこちらもどうぞ↓↓
ロシア語の知識0でも大丈夫!ロシアの大学に入学するまでの手続きの流れを分かりやすく説明してみた
授業時間やクラスメートは?
さて、次は授業時間ですとかクラスメート達はどんな人達なのかをお話いましょう。
大学での授業は、最初の数週間は月~金の朝9時頃~14時過ぎぐらいまでです。
1時間→休憩10分→2時間→休憩15分→2時間って感じですかね
たまに12時スタートで15時半に終わったりもしますが基本的には上記のスケジュールで授業があります。
入学してから1ヶ月~1ヶ月半過ぎた辺りからは土曜日にも授業があるようになります。
土曜日は12時~15時半が多いのですよ。
※授業スケジュール↓
先生は月~水、木~土でそれぞれ違う先生が担当します。
手続きする大学内のオフィス等で英語を話せるロシア人は大学内に結構居ますが、基本的にロシア語を教える先生達は英語を話せません。
イヤでもロシア語を話さなくちゃいけないって事ですな笑
まぁでも最初は辞書を使いながら勉強して行って、何となく1ヶ月も過ぎれば何を言っているかが分かるようになってくるから人間の順応能力って面白いですよね
因みにクラスメート達は結構色んな国籍の人が混じっています。
今の僕のクラスメートは
母国語がスペイン語チーム:スペイン人1人、コロンビア人1人、ペルー人
ロシア周辺チーム:ウズベキスタン人2人、カザフスタン人1人
アジア人:マレーシア人2人
その他:アフリカ人1人
という感じ
基本的にクラスメイトの半数ぐらいは英語を話せるので彼らとは英語で、ロシア周辺(英語を話せない)チームとは片言ながらロシア語でコミュニケーションを取っています。
ただやはり最初はお互いロシア語を話せない、分からないので英語を話せないクラスメイトとの交流は大変でした。。。
・僕(英語)⇒クラスメイトA(英語からスペイン語)⇒クラスメイトB(スペイン語で理解) とか
・僕(英語)⇒クラスメイトC(英語からロシア語)⇒知り合いA(ロシア語で理解) とか
みたいな感じで、どちらの言語も分かるクラスメイトや友人に通訳して貰ってなんとか意思疎通を図っていました。
ロシア語の知識0でも大丈夫!ロシアの大学に入学するまでの手続きの流れを分かりやすく説明してみたでも書きましたが、ロシアの大学の手続きに関して質問したり、大学の国際化の教員の方々とのコミュニケーションは100%英語です。
それに加えて、ロシア語のクラス内でも昼食やプライベート等の授業外ではクラスメイトとは英語で話しますので、英語を話せないと恐らく凄い孤独感に苛まれると思います。
いくら日本のアニメや漫画が人気だと言えど、基本的に現地で日本語を話せる人が居るなんて事は期待出来ませんから。
なので、今からロシアの大学に行ってロシア語を学びたいと思ってらっしゃる貴方にお伝えしておきたいのは、「英語力を今から、すぐにでも上げておく事を強くオススメします!」ってことです。
具体的には、外国人と英語でのコミュニケーションを取るのに特に問題が無い程度のレベルはある方が良いです。
別に流暢に喋れる必要はありませんし、英検@級、TOEICやTOEFL@@@点とかっていうのは要りませんが、単純に現地でコミュニケーションを取れる人がいないと精神的に参って来てしまうと思いますので。
現地に行くまでの英語力を上げる方法の一つとしては
①スタディサプリ ENGLISH というアプリで英語の表現や単語をコツコツ勉強する
②可能ならスタディサプリENGLISH パーソナルコーチプラン でガッツリ英語力の向上を狙う
③英語の知識が増えてきたらmeet upなどで実際に外国人に会って英語で外国人と実際にコミュニケーションをして会話練習する
というのが効率が良くてオススメです。
①と②で平行して英語の知識を増やしつつ③で実践練習、また①と②、、、、というサイクルを作れると数ヶ月で英語の意思疎通が出来るようになりますよ。
、、、、ちょっと話はそれましたが、そんなこんなで英語を話せる・話せないを含めてロシア語を学びに来ている外国人は3クラスに分けられています。
残念ながら今回僕のクラスは全員ゴリゴリの男のみですが、、、
↑授業の一環でクラスメイト達と遠足した時の写真
周りの女性はガイドさん、ウチの先生、英語のボランティアさん。
それ以外は全員クラスメイト(全員男性)。
うーむ、暑苦しい
因みになんですが、最近クラス調整があってベトナム人が4人と台湾人1人が入ってきたりしました。
その内、女性が3人!やっほい!
ちなみに台湾の学校でも意外とロシア語勉強する人が居るみたいですよ。
ウチのクラス以外にも台湾人が居るのですが皆結構ロシア語を既に話せます。
台湾の大学で勉強して来たんでしょうねー、素晴らしい
まとめ
さて、以上が今僕が居る街アルハンゲリスクの大学の費用etcでした!
もっと細々した情報や街の様子、僕の日本語クラスの様子なんかも可能な限り記事にしていきますのでお時間あれば見てみて下さいね。
何か知りたい事があればいつでも質問お待ちしていますのでコメント欄にどうぞ。
では、最後はアルハンゲリスクの街中にポツンと置いてある戦車の写真と共にお別れしましょう。
ではでは!
ロシア語でいうとпока пока(パカ パカ)!
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Comment
こんにちは!
ロシアの大学の進学を検討しているのですが、理系は難しいですかね?
金子恵さん、こんにちは!
そうですねー、理系でも問題無いと思いますよ?( ̄∇ ̄)
文型・理系の問題よりも、そもそもロシア語or英語を話せるかの方が大きいと思いますので、、、
言語さえ大丈夫なら何を専攻しようが勉強すれば良い話ですしね^^
こんにちは
ロシアの大学への正規留学を希望しているのですが、それは可能なのでしょうか?
ロシアは他の留学先と違って、エージェントがほとんどないので困っております。
今、高3なのですが、早めに行動しなくてはならないので、情報よろしくお願いいたします!
吉村さん、
今晩は、コメントありがとうございます。
ご質問に関してですが、「正規留学」が何を意味されているかがちょっと分からないのですが留学としてロシアの大学へ行くことは可能だと思いますよ。
ただ、吉村さんがどういう風に考えてらっしゃるかが分かりませんので何とも言えませんが、現状気になる点が2つあります。
1)ロシアの大学へ行く際は「卒業証書」やcertificationと呼ばれる修了証明書のロシア語翻訳が必要な場合がほとんどです。
通常は高校や大学を卒業する際に貰えるものですが、今高校3年生ということはまだ貰えていないのではないかと思います。
私は大学生時代にカナダに留学しておりましたが、その時は通っていた大学とそのカナダの大学が提携していたので修了証明書等は無しで「交換留学」として行くことが出来ました。
ですが今吉村さんが通われている高校にそういった制度が無いのであれば「今すぐに」、というのは厳しいのではないかと思います。
2)ロシアの新学期は通常9月から始まります。
その為、仮に今すぐ修了証明を出せて入学出来たとしても今年の9月から行くのであれば高校は卒業が出来ないでしょうし、来年の9月から行く場合は高校を卒業されてから半年待つ必要があるかと思います。
お金が掛かっても良いのであればモスクワやサンクトペテルなどの日本人が比較的多い都市部の大学を探すとひょっとしたらエージェントが見つかるかもしれませんが、、、
まだお若いですし、個人的にはロシア語を学べる日本の大学に行き、そこからのロシア留学を検討される方が良いのではないな、、、と思います。
大学からの留学でしたら書類等や語学勉強、現地でのサポートもして貰い易いでしょうし。
早くから海外の大学に興味を持たれているのはとても良いことだと思います!
頑張ってください。
こんにちは。現在高校3年生です。長文になりますが、宜しければご回答願います。
私は指定校推薦で日本の大学に進学しようと思っていました。ですが、経済的に厳しく奨学金や教育ローンを利用しても卒業できそうにないです。
そこで興味のあるロシアについての情報を集めているうちにこの記事を見つけました。САФУは入学試験の様なものはないのでしょうか?私は校内での成績は上位に入っていますが、学校の偏差値は50より低いです。模試の結果は日本史は一度60に到達しましたが、恥ずかしい事にそれ以外の教科は50に至りませんでした。それに指定校推薦は99%合格すると言われているし、校内選考も選ばれるという確固たる自信があるため、一度挫折した受験勉強には手を付けていません。1年次から3年次1学期までの評定平均は4.3ですが、全国で見ると私のレベルは通用しなくて自信がありません。
ですが、勉強が苦手な私が初めて自分から勉強したのがロシア語でした。ロシア語のアルファベットは少し読める程度ですが、ロシア民謡は少し歌詞を覚え、口ずさめるようになりました。
今まで自堕落な生活を送ってきましたが、今の自分から変わりたいと思っています。家にいると甘えてしまうため、誰も私を知らない所で貧弱な精神を鍛えたいです。今から行動を起こしても、来年の9月までに間に合いますか?
カメレオンさん、
こんにちは。お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。
ご相談内容ですが、結論から言えば「間に合う」と思います。
ただし、海外、それも言語が通じないロシアの大学ですので日本の学校のように手厚いサポートを得られる事は期待しない方が良いです。
申込みや現地での生活、自分が必要な情報を集めて自分で生きていく、というのを英語もしくはロシア語で行わなければなりません。
学校の偏差値やテストの結果などなどは関係なく、自分で海外で生きていくという覚悟と語学力が必要です。
英語もしくはロシア語に関しては最低限現地の人とコミュニケーションを取れる程度の語学力、辞書を使いながらでもメールのやり取りや大学入学書類を書くなど自立精神が必要かと思います。
チャレンジ精神は素晴らしいと思います。
僕もここ数年間ずっと海外を放浪したり生活していますので、どこか知らない土地に行って挑戦したい気持ちも凄く分かります。
ただ、「全く未知の場所で、言葉がそれほど通じない場所」で生活するのは最初はとても大変です。
その覚悟が出来ていて、それでも挑戦したいならば良いと思いますよ。
でも高校3年生さんでしたらまだ未成年でしょうからまずは親御さんとお話をされて下さいね。
「無理」だとか「限界」は自分で作るものなので、自分で未来を切り開いてください。
コメント失礼します!
今高校1年生です!この記事が言っている大学は、偏差値や内申点とかってどんくらい必要なのかしりたいです!あと、この大学の入り方の過程と特にこの大学にある学部とか教えて欲しいです!あと、この大学は、学生寮とかがあるのでしょうか?コメント長くてすみません!コメントお願いします
にゃんさん、
コメントありがとうございます!お返事が遅くなってしまい申し訳ありません!
このコメントを書いて頂いている記事に書いてある通り、月4000円ほどで学生寮に住むことが出来ます。
また、こちらの記事(https://sekai-tobira.com/how-to-apply-russian-uni-and-visa)に大学の入り方やVISAの取り方、選べるコース等を記入してありますのでご参考頂ければ幸いです。
ただ、僕が現地の大学に行っていたのは数年前なので今は多少変わっているかもしれません。
外国人がこの大学に入る為の情報記載のページはロシア語ではなく英語なので、一度ご自身で調べてみると良いかと思います!
⇒https://narfu.ru/en/studies/integrated_programs/
ざっと見た感じですと、
1)degree(学位)取得するコース
2)non-degree(学位を習得しないコース)
3)いくつかの授業が英語のガイドライン付きの2年or4年の学位のコース
が今はあるようですね!
tat 様
こんにちは
初めまして。自分は今、日本の会社(英語教育の会社)で勤めております。
48歳です。
おっさんではありますが、ロシア語を初めまして、1年後に退社してロシア語を長期(2年間ぐらい)で考えています。
Tatさんの記事をみて、ぜひ行きたいと思っております。アルハンゲリスクを魅力的に感じます。
ぜひ行ってみたいです。
今は仕事に追われ、帰宅後、少しずつロシア語の勉強をしながら過ごしておりますが、ロシア留学に関しての知識が足りません。Tatさんの記事を見て、こんなに安いのか!?と思いました。
VISA取得が大変とは聞きますが、情報が足らず、インターネットで調べる程度ですが
あらゆる面で情報が足らないと思っています。
とりあえず1社、旅行会社にメールしてやるべきことの手がかりを得たいと思ってます。
ただ実際のところ何から手を付けて良いのか全く分かりません。Tat様は自分ですべて手続きを自分でやられてますね。気になる点は私は学士までです。大丈夫かな?
何か良いアドバイスがあればと思いメールさせていただきました。
私事ですが、会社で英語を使うため、コミュニケーションには困らないつもりです。スペイン語は独学で、ブロークンですが、何とか身振り手振りを交えて通じるところです。今も学習中。
ロシア語は今年8月に立ち上げ、基礎単語を中心に学び、1年後どこまで行けるかという感じです(かなり難しい言語なので、独学に限界を感じるため、この計画を考えています。)。学習中ですが、文法書、単語ともに英語やスペイン語の比にならない難易度で、1年間の独学と現地の滞在でどのくらい伸びるのか推測すらできないです。
Tat様の取り組んでいらっしゃた言語と同じような感じですが、上記に関して、どうでしょうか。個々の能力差や勉強時間もありますが、大体の目安がわかると幸いです。実際、南米留学でスペイン語をさらに伸ばすか、ロシア語に投資するのかでも迷ってます。
長いコメント、恐縮致します。
コメントいただければ幸いです。
吉井さん、
コメントありがとうございます!お返事が遅くなってしまい申し訳ありません(汗
ロシア語留学andアルハンゲリスクにご興味がおありなんですね!
新しい言語に挑戦されるのは素晴らしいと思います!
ご質問に関してですが、こちらの記事(https://sekai-tobira.com/how-to-apply-russian-uni-and-visa)に書いてます通り、現地の大学に問い合わせをして学生VISAを発行してもらい入学しました。
当時、英語は話せましたがロシア語はアルファベットの読み方と簡単な挨拶が分かる程度で、文法や単語の知識は全くのゼロでした。
最初はロシア語学習のコースを選びましたが、現地の先生は英語を話せない為必然的にロシア語学習をする機会が多くなると思います。
コミュニケーションを取るため、生活する為にロシア語が必要なので普通に生活and勉強していたら2ヶ月ほどで何となく相手が何を言っているのか分かってくると思います。
吉井さんは英語教育に携わられてらっしゃるご様子ですし、既に英語やスペイン語という第2・3言語を習得されてらっしゃいますので母国語以外の言語習得のコツをご理解されてらっしゃるんじゃないでしょうか。
あまり焦って事前に学習しなくても、現地で”ロシア語で”ロシア語を学ぶ内に自然と習得出来るんじゃないかと思います。
因みに僕の場合ですと、3ヶ月ぐらいで何となくロシア語のみで意思疎通は取れるようになっていました。
また、ご存知かとは思いますが、ロシア語は英語やスペイン語と違って独特の文法変化が多いため日本語で学習してもイマイチ分かりにくいなと個人的には思いました。
テキストの説明を見ても何のことやらさっぱり、、、
ただ、現地で”ロシア語で”ロシア語を学習すると本質的な部分と言いますか、「この文法変化で何を言いたいのか」を感じられると思います。
もちろん事前に語彙を増やすなどはとても有効だと思います。
既に語学にご堪能で、ある程度事前に語彙力を付けてらっしゃって、現地でロシア語を学びながら生活されるのであれば1年で日常会話を問題なく話せるようになるのではないでしょうか。
スペイン語の為に南米留学も素晴らしいと思いますし、ロシア語留学も楽しいと思います!
吉井さんの心が向く方へ、ぜひ楽しんでください!^^
因みに僕も大学を普通に卒業しただけの学士ですので、全く問題ないかと!
Tat さん
コメントしていただき感謝します。
とても勇気をもらいました。
ちょっと怖い気もしますが、入学手続きを進めております。-本当に大丈夫かな・・・何も分かってないけど。
大学の方も親切で、英語でやり取りして、アポストティーユや卒業証明書などの翻訳を業者にお願いして、ロシア大使館に行ったりしました。
寮も安いので、助かります。
ところで、さらに一つ訊いてもよろしいでしょうか。それはロシアの車事情です。
国際免許が使えるのと、在ロ日本大使館で運転免許の翻訳をもらってナタリウスと呼ばれる方に
公証してもらうなどは調べましたが、実際生活されて、何年もいることを計画すると車が必要かなーと
考えます。何か情報はございますでしょうか?中古が安いとか、維持費が高い低い、そもそも公共交通機関が充実あるいは不足している、ガソリン代が高い低い、駐車場がないなど、何でも構いません。全然想像できません。また、ネットの情報も乏しいです。
「公共交通機関だけでやっていけるのか、あんな広い国で」と思わずにはいられず、車があるといろいろ楽しみ
も増えるのかなーと想像するだけです。
アルハンゲリスクのそのような情報をもしお持ちでしたら、いただけると幸いです。
吉井さん、こんにちは。
おぉ、入学手続きを進めてらっしゃるんですね!素晴らしいです!
やはり未知の国、場所に飛び込むのは不安になりますよね、、、めちゃくちゃ分かります。
でも大丈夫です!アマゾンや砂漠に行くのでは無く「人が住んでいる場所」に行くので、絶対に誰かしらが助けてくれますし生活に困る事はありません。
車事情に関してですが、僕は国際免許を持って行きました。
ただ、アルハンゲリスクは基本的に10月~3月ぐらいまでずっと雪が積もっていて道路が凍っていること、物凄く道がガタガタしていること(寒さでコンクリートが割れているようです)、日本とはハンドルや道路の向きが逆なこと、雪国ならではなのか若干車のシステムが違っていたこと(エンジンを急速に温める機能?があったり)で運転するのが不安だったので現地で運転はしませんでした。
友人の車に乗せて貰っていましたが、ガソリンはそんなに高くないと思います。
駐車場に関しては、アルハンゲリスクは大体どこの道路でも自由に止めて大丈夫だったので心配ないかと思います。
もちろんちゃんと駐車場もありましたが日本と比べるとゆるゆるです。
公共交通機関に関してですが、バスが物凄く充実しているので少なくともその土地の中で生活する分には一切困りませんでした。
時刻表なんてものはあてにならないので出勤時は時間に余裕を持ってざっくり計算で出勤していましたが。
因みに、バスはいまだに手売りのチケット制です。
バスの中におばちゃんが立っているので、乗ってから直接現金を渡してチケット(トイレットペーパーみたいな纏まったロールをびりっと破って渡されるペラペラの小さな紙)を貰います。
別にそのチケットもいちいちチェックされないので貰ったあとは好きに捨てても大丈夫なぐらいですが。
運賃は毎年値上げしていますが、僕が居た時はアルハンゲリスクは全路線26ルーブル(60円ぐらい)でした。
流石にモスクワやサンクトぺテルスブルクのバスは電子決済も出来ましたが、それでも現金の場合はチケットでした。
ロシア国内でオフラインでも使える地図アプリがあってそれでバス停の場所やバスの番号を簡単に見る事が出来ますので、現地に行ったら現地の人に教えて貰ってダウンロードしておくと「どの場所にどのバスで行ったら良いか」は大体わかるようになるので便利だと思います。
んー、今思いつくのはそんなもんですかね、、、?
大きな街から町へは寝台列車に乗って行けば余裕で移動出来るので大丈夫です。
寝台列車内には熱いお湯が使えますので、お菓子やカップラーメン(「ビッチパケット(”ファーストフード”とか”貧乏飯”みたいなニュアンス)」と呼ばれていました)を持って行ってお茶を飲みながら中で食べるのが文化の一つです。
行く場所によってもちろん変わりますが、寝台列車は片道2000~3000ルーブル(4000~6000円ぐらい)だったと思います。
何故かロシアから他の国に行くよりもロシア国内を移動する飛行機の方が高いですが、それでも2万円ぐらいで国内は大体移動出来ます。
アルハンゲリスクからモスクはまでは寝台列車だと22時間かかりますが飛行機だと1~2時間ぐらいで簡単に行けます。
でも寝台列車も趣があって良かったですよ!
吉井さんに今奥さんがいらっしゃるかは存じ上げませんが、もし単身ロシアに行くなら現地で彼女を作って寝台列車で移動するのも楽しいと思います。
思いつくまま書きましたが、何か参考になれば幸いですー!
日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。