英語の勉強をしたい人、海外で生活したい人、自由に生きたい人向けブログ

心理学・プロファイリングのブログも公開中!

【英語】実は日本語とは全然違う発音の仕方!”M、N、L”の綺麗な発音方法【フォニックス】

WRITER
 







この記事を書いている人 - WRITER -
英語講師、心理士、谷川流足圧 踏み師。
各国の面白い出来事や、旅する為の情報を日々書いています。なんやかんやで英語指導暦14年以上。
カナダ留学→英会話講師→世界一周→ロシア→オーストラリアでワーホリ→ロシアの大学で講師業→スペイン→日本 (コロナ)→フランス。

詳しいプロフィールはこちら

 

今回は意外と知っているようで知らない“M”“N”の発音、そして日本人があんまり得意じゃない“L”の発音方法を確認して行きましょう!

 

今回の大事なポイントは“鼻”“舌”を上手に使うこと、です。

 

ではでは早速見ていきましょーう!

 

 

“M”の発音の仕方(有声音)

 

Mの発音はカタカナで書くと「ン(ム)」です。
発音記号は【m】

 

発音の仕方は、口を閉じた状態で鼻から「ンー」という音を出してみてください。

水の中で鼻から息を出す感覚、または鼻歌(ハミング)を歌うのと同じです。

この鼻腔から出す「ン」という音が【m】の正しい発音です。

 

どうしても日本人的な発想で m を発音しようとすると、くちびるを使って「ム」という音を出してしまうのですがそれは間違い

基本的に鼻から音を出し、m の次に来るアルファベットの発音によってくちびるを使ったり使わなかったりするだけです。

 

 

ちょっと練習してみましょうか。

・【m】の発音(口を閉じて鼻腔から「ンー」)しながら

・「あ」と言ってみてください

 

「ン~マッ」という音になりました?

ゆっくりと発音すると今のような「ン~マッ」になりますが、これを速く、瞬間的に発音出来るようになると綺麗な英語の発音に近づいていくのです。

 

慣れていないうちはどうしても口を使ってmを発音していまいますが、英単語を読むときは意識して鼻から「ンー」と発音するようにしましょう。

 

 

~単語で練習~

make (メイク) 【meɪk】

・jam (ジャム(ン)) 【dʒˈæm】

・smoke (スモーク) 【sməʊk】

【作る、ジャム、タバコを吸う】

 

 

 

 

“N”の発音の仕方(有声音)

 

 

さて、次はNの発音。

Nの発音はカタカナで書くと「ン」。
発音記号は【n】

 

面白いことに【n】も【m】と同様で「ン」という音になります。

ただ発音の仕方が違うので注意。

 

【n】の発音の仕方は、

舌を上前歯の裏にそっと付けて

・口を少しあけた上で

・【m】と同じように鼻から「ンー」という音を出す

 

これが【n】の発音です。

間違っても日本語の「ヌ」のように上下の前歯を合わせて発音することはありません

 

 

【m】も【n】も、単音だけだと同じ音なのですが次に来る音によって音が変わります。

特に【n】は音を残すことがとても大事になるアルファベットです。

 

 

例えば、lemon(レモン)って発音してみてください。

ここで注意して欲しいのは、最後の「ン」の時に上前歯の裏に舌を当てたまま「レモンンン」と【n】の音が最後まで残るように意識してくださいね。

 

次に、その方法で「レモン」と発音したあと ade (エイド)と発音してみてください。

 

 

lemon の最後の【n】が上前歯の裏に舌を当てたままだったので、エイド と発音したのに勝手に「ネイド」という発音になりませんか?

 

【日本語の発音の仕方】
レモン+エイド → レモンエイド

【英語の発音の仕方】
lemonade →レモネイド

ちゃんと舌先を前歯の裏に残したままでいると、【n】が次の音に引っ張られて勝手に「ネ」という音になるという訳です。

 

コレ、最初に気付いて理解したとき個人的には結構な発見というか、衝撃だったんですが皆さんはどうですかね?

「全然こんなん当たり前じゃん、何ドヤ顔で言ってんの?」という感じでしょうか?笑

 

因みにこの音の繋げ方を Linking (リンキング) と言い、フォニックスの知識の一つなのですがそれはまた別の記事で説明しますね。

 

繰り返しになりますが、【n】の音は上前歯の裏に舌を当て続けて「ンー」という音を残す事が大事だということを意識してください。

特に n が最後に来る単語の場合はとても重要ですよ。

 

 

 

~単語で練習~

nose (ノーズ) 【noʊz】

・ten (テン) 【tén】

・clean (クリーン) 【klíːn】

【鼻、10、掃除する】

 

clean up(クリーン アップ)→cleanの最後に「ンー」と音を残せていると「クリー(ン)ップ」という発音になっているハズ。綺麗に発音出来ました?

 

 

 

“L”の発音の仕方(有声音)

 

 

最後に日本語には馴染みの無いLの発音。

Lの発音はカタカナで書くと「ルッ」。
発音記号は【l】

 

よく英語の発音を勉強する時にぶつかる壁の一つ、Lですねー。

でもLの発音はそれほど難しくないのでサクッと確認してしまいましょう。

 

Lの綺麗な発音方法は、

・上前歯の裏に舌の先を軽く当てて

・その舌先を手前に引く(軽く弾く)際に「ルッ」と言う

 

コレがLの発音です。

 

口の中の形は、つい先ほど説明した【n】と同じです。

 

舌先を上前歯の裏に付けて、

・鼻腔から音を出せば【n】の音

舌先を軽く引いて口で音を出せば【l】の音

 

の違いだけです。超簡単!

 

因みに舌先を前歯の裏に当てたまま手前に引かずに【l】の発音をしようとすると「ぅーーー」という篭った音になります。

だからか、パソコンでL+U (その他母音も) と押すと小さいア行(「ぅ」等)になるのかなーと思っていたりするのですが、どうなんでしょうかね。

 

 

この【l】の発音に慣れない内はどうしても日本語の「らりるれろ」の発音の舌の形になってしまうのですが、日本語のラ行の発音は英語には存在しません

なので、Lの発音をする時はしっかりと舌先を上前歯の裏に持ってくることを意識しましょう。

 

ちょっと話は逸れますが、逆に日本人以外が日本語を喋る時にラ行に苦労することが多々ありますよ。

日本語のラ行は英語のLとRのちょうど間のような発音の仕方をするのですが、ロシアで日本語を教えていた時にロシア人の生徒達が「食べられる?」「これ、くれる?」といった「~られる」の発音に苦戦していました。

見ているこちらからしたら、そのたどたどしさが可愛くて仕方が無かったですけどね。笑

 

 

 

~単語で練習~

 

・glass (グラス) 【glˈæs】

・fly (フライ) 【flάɪ】

・telephone (テレフォン) 【téləfòʊn】

ph は 【f】、下唇を軽く噛むことを意識!

【グラス、飛ぶ、電話】

 

glass, fly はスペルが違うと異なる単語になりますので、ちゃんと【l】の発音をするよう注意しましょう。

grass「芝、茂み」

fry 「焼く、揚げる」

 

 

 

まとめ

 

以上、”M、N、L”のフォニックスの確認でした!

 

単体一文字だとMとNが同じ音だというのはあまり知らなかったのではないでしょうか?

こうして一つずつ、日本語とは違う舌の動かし方や音を出す場所を理解して練習すると段々と伝わる英語の発音に近づいていきます。

 

ちょっとずつ頑張って習得して行きましょう!

 

因みに今回確認した3つのアルファベットが全て入っているイカした単語 lemon は練習するのに丁度良いですよ。

 

ではでは!

 

 

 

 

 

この記事を書いている人 - WRITER -
英語講師、心理士、谷川流足圧 踏み師。
各国の面白い出来事や、旅する為の情報を日々書いています。なんやかんやで英語指導暦14年以上。
カナダ留学→英会話講師→世界一周→ロシア→オーストラリアでワーホリ→ロシアの大学で講師業→スペイン→日本 (コロナ)→フランス。

詳しいプロフィールはこちら







- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。

Copyright© 世界へと続く扉 , 2018 All Rights Reserved.