【英語】発音の違いちゃんと分かる?アルファベット”B, V, D”の発音方法【フォニックス】
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今回はアルファベット”B、V、D”の発音の仕方を確認していきましょう。
前回までの3回で子音の無声音(喉を振動させずに出す発音)が終わったので、今回から子音の有声音(喉を振動させて出す発音)に関してお伝えしていきます。
実は子音の有声音をマスターすれば英語の発音の7割以上をマスターしている事になり、一気に「外国人に伝わる英語の発音」で話すことが出来るようになるのですよ!
貴方の周りに居ませんか?「なんかあの人の話す英語は日本語っぽい英語じゃないな、、、」みたいな方。
その”あの人”に貴方が成れます。有声音をちゃんと発音出来るようになればね。
ということで、一歩一歩着実に習得して行きましょう!
1) B(b)の発音の仕方(有声音)
まずはB(b)の発音から見ていきましょう。
因みにわざわざB(b)って書いているのは、b と d を混合しちゃう人がたまに居らっしゃるので大文字も書いて分かりやすくする為です。
でも発音記号は全て小文字ですし、どちらにせよ b と d の区別はつくようになって欲しい所ですね!
B(b)の発音はカタカナで書くと「ブッ」という音です。
発音記号は【b】。
上手な発音の仕方として、まずはくちびるをビシッと一文字に閉じて両端をちょっと引いてみてください。
びっくりした時とか緊張している時のような口の形ですね。
そしてくちびるを湿らせて、口の真ん中から勢いよく空気を吐いてみてください。
「ブッ」というような、風船の破裂音のような音が出ました?
この破裂音が【b】の正しい音です。
ここで日本人がよく間違うポイントがあるので注意!
bの音は「ブ」なのでタコやひょっとこの口のように唇を前に出して発音してしまいがちなのですが、コレは【b】と【u】の音が混ざった【bu】という音なので間違いです。
例えば book を発音する時も、最初の「ブッ」という音はタコの口で出す音【bu】ではなく唇をビシッと閉じて出す破裂音【b】なので注意して発音練習してくださいね。
因みに【b】は有声音なので発音する時に喉が振動します、手を喉にあてて確認してみてください。
~単語で練習~
・bed (ベッド) 【béd】
・crab (クラブ) 【krˈæb】
・liberty (リバティー) 【líbɚṭi】
【ベッド、カニ、自由】
2) Vの発音の仕方(有声音)
さて、次は v の発音。
日本人にとってはこの b と v の発音は鬼門ですよねー。
今でこそこれらの違いを聞き取れるようになりましたし、違った発音の仕方を聞くと違和を感じるようになりましたけど、最初はもう同じ音にしか聞こえませんでした。。。
正直、
別にbでもvでもどっちでもええやん、、、
Tat
ってずーーっと思っていました。ずーーーーーーっと!
でもね、ちょっと想像してみて下さい。
あなたに片言の日本語を話せるアメリカ人の友達が居るとしましょう。
その子がある日、自分の頭を指差しながら満面の笑みで貴方に向かってこう言うわけですよ。
ビョウインで切ってもらった!!(にぱぁぁ)
とある陽気なアメリカ人
「え?!何??頭の手術?!!」
ってなりません?笑
実際彼は「美容院で切ってもらった」と言いたかったのに、ちょっとの音の違いで僕達には「病院で切ってもらった」に聞こえてしまう、、、
まぁコレはちょっと大げさというか、似ている言葉なので可笑しな勘違いになっちゃうっていう笑い話ですが、英語になれている人からすると b と vの音の違いってこんな感じです。
言いたいことは分かるけど、違和感があるような。
と、いうことで要らぬ違和感を与えないように v の発音を確認していきましょう!
vの発音はカタカナで書くと「ヴ」。発音記号は【v】
発音の仕方は、既に以前説明したアルファベット【f】と同じように前歯で下唇を軽く噛みます。
そして空気を吐きながら下唇を振動させることで、携帯のバイブレーションのような「ヴー」という音が出ればそれが【v】の発音です。
因みに【b】との明確な違いは、【b】は破裂音なので一瞬しか発音できないのに対して【v】は振動音なので息が続く限り継続して出すことが出来ます。
ぜひ今違いを試してみてくださいな。
口の形は同じで無声音なのが【f】、有声音なのが【v】です。
この無声音と有声音のペアは今後よく出てきますよー。
~単語で練習~
・very (ヴェリィ) 【véri】
・drive (ドライヴ) 【drάɪv】
・heaven (ヘヴン) 【hév(ə)n】
【とても、運転する、天国】
因みにとっても頻繁に目にする単語、「very」
この単語の最初を【b】で発音してしまうと
・berry (ベリー)【béri】「(ブルーベリーなどの)ベリー」
・bury (ベリー)【béri】 「埋める」
となってしまい(両方同じ発音)、単なる【b】と【v】の発音ミスでも文脈によっては誤解を生んでしまうかもしれませんね。。。笑
3) D(d)の発音の仕方(有声音)
最後はこちら、D(d)。
D(d)の発音はカタカナで書くと「ドゥッ」。発音記号は【d】
無声音【f】⇔有声音【v】 と同じように、この【d】は【t】の有声音バージョンです。
因みに【t】は「トゥッ」って発音しましたよね、覚えてますか?
(→「えーっと、、そうだっけ、、、」って方はコチラ。
「わ、、わわわわ忘れてなんかないけど!一応確認しとこうかな!!」って強情な方はコチラで確認
【d】の上手な発音方法は、まず舌を前歯の裏に当てます。
そして舌を弾くように引き「ドゥッ」っと発音しましょう。
舌打ちする動きに近いですね。
ここで注意して欲しいのは口の形です。
口の形は平常時のままちょっと半開きぐらい、舌の動きだけで発音するようにしてください。
唇の「う」の形にならないように気をつけてくださいね。
因みに発音する時の舌の動きは【t】も【d】も同じです。
ただし、【d】は有声音なので発音する際に喉が振動します。
上手く発音できました?コレが【d】の発音です。
注意しておいて欲しいのが、日本語の「たちつてと」「だぢづでど」は下あごを大きく動かす事によって発音しますが、英語の【t】と【d】は舌の動きだけで発音します。
慣れると簡単になってきますので、英語の【t】と【d】の舌の動きだけで「たっ、てぃっ、とぅっ、てっ、とっ」「だっ、でぃっ、どぅっ、でっ、どっ」と練習してみてくださいね。
「ち」→「てぃ」、「づ→どぅっ」のように自然に日本語のタ行・ダ行とは違う発音になっていればオッケーです。
~単語で練習~
・desk (デスク) 【désk】
・wide (ワイド) 【wάɪd】
・dandelion (ダンデライオン) 【dˈændəlὰɪən】
【机、幅広い、たんぽぽ】
まとめ
以上、”B,V、D”のフォニックスの確認でした!
今回から有声音に入っていきましたが、どうでした?難しかったですか?全然まだまだ簡単?
今回から出てきた「発音の仕方が似ている有声音と無声音のペア」は自分自身で発音の練習をするときにとても役立つのでちょっとずつでも覚えていきましょうね。
ではでは!
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